今回は髪の悩み。その中でもAGAに関して原因と対策を一般の方にもわかりやすいように専門用語はできるだけ使わずかみ砕いてご紹介します。
その前に少しだけ自己紹介させてください。
新潟市で訪問美容をしている斎藤真輝と申します。
スタイリスト歴7年。合格率2%業界最難関資格といわれているヘアケアマイスター保持者です。
色々な情報が行き交っている現代ですが多少は信頼して頂けるのではないかなと思っております。
AGAとはどんな症状か?
Androgenetic Alopeciaの略で「男性型脱毛症」。
基本的に男性に起こる髪が薄くなる症状のことです。
額の生え際や頭頂部の髪がどちらか一方、もしくは両方から薄くなっていきます。
毛包が十分に成長しないので、髪の毛が太く長く育たないうちに抜けてしまいます。
なので長い抜け毛は目立ちますが深刻な問題ではないケースが多いです。
逆に短い抜け毛は目立ちませんが注意が必要になってきます。
なぜ抜けるのか?
悪性の男性ホルモンの影響で髪の毛が太く長く育たない薄毛の原因と考えられています。
原因となる悪性の男性ホルモン(ジヒドロステロステロン)は悪性酵素(5αリダクターゼ)の影響により良性の男性ホルモン(テストステロン)が変化して発生します。
その作用で、髪を製造している毛母細胞は分裂活動を停止。
髪の毛は太くて長く成長することなく短くて細い状態で抜け落ちます。
うぶ毛の状態からなかなか成長できなくなる髪の毛の本数は徐々に増加し、地肌が目立つようになって薄毛へと進行していきます。
ちなみに側頭部、後頭部が薄くなりにくいのは悪性酵素が側頭部や後頭部に殆ど存在しないためだと考えられています。
治療方法
プロペシア、ミノキシジルという薬剤を使うのが現在一番効果がある治療法だと言われています。
プロペシア
プロペシアはAGAの原因となる悪性男性ホルモンの発生を抑制する薬です。
日本皮膚科学会が公表した円形脱毛症診療ガイドラインでは、プロペシアはA段階の評価を受けています。
A段階は5段階に設定されている評価の中では最上で、実効性のあるAGA治療薬が数少ない中で「プロペシア」を信用する根拠としては十分でしょう。
私自身約10年前から飲んでいますがAGAの進行は食い止められているように思います。
通院して治療する場合
専門の皮膚科に通院するのをお勧めします。
AGAという専門性の高い病気になりますのでそれに対応してもらえるクリニックを探すのが大切です。
大抵AGA治療ができるクリニックはHP等が充実していますので迷ったらまずは【地名】【AGA】で検索してみましょう。
通院するメリットはより安全でより効果的な薬を処方してもらえる点です。
市販で売っていない効果の高い薬を安全に使うことができます。
デメリットは処方内容に異なりますが市販品などを使うよりコストはかかってしまいます。
通院せずに治療する場合
正直あまり知識に自身のない方がするのはお勧めしません。
しかしある程度知識のある方、処方歴のある方であればジェネリック品を海外から個人輸入するのがオススメです。
私自身今は個人輸入でプロペシアを購入しています。
知識はないけど通院が難しいという方は市販のミノキシジルをオススメします。
効果もあるし安全性も高いです。
ミノキシジル
元々は高血圧患者用に作られた血管拡張薬です。
その後に髪を育成し脱毛症を回復させる効果が発見され、1980年代に世界で初めて認可された脱毛症の治療薬です。
世界90か国以上で承認されており、アメリカなど世界中の多くの国の人が使っている育毛剤に配合されている成分となります。
日本でも、ドラッグストアや薬局などでリアップ(大正製薬)に有効成分として配合されています。
詳しくはリンクをご覧ください。
プロペシアの副作用
プロペシアの副作用として男性機能の低下があげられます。
副作用の発症率は資料にもよりますが0.5~1%と言われています。
しかし目に見える増毛効果があった人と回答した方は80%を超えています。
この確率をどう感じるかはあなた次第です。
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