今回は髪の悩み。その中でも薄毛に関して原因と対策を一般の方にもわかりやすいようにかみ砕いてご紹介します。
その前に少しだけ自己紹介させてください。
新潟市で訪問美容をしている斎藤真輝と申します。
スタイリスト歴7年。合格率2%業界最難関資格といわれているヘアケアマイスター保持者です。
色々な情報が行き交っている現代ですが多少は信頼して頂けるのではないかなと思っております。
まずは正常な頭皮状態へ
まず前提として正常な頭皮状態でなければターンオーバーが狂い抜け毛につながります。
なぜかというとターンオーバーが狂うと頭皮が乾燥し角質が溜まりやすくなったり体が皮脂不足と勘違いして異常分泌したりします。
乾燥肌の場合は乾燥が更に悪化し角質が剥がれ細かいフケになり毛穴や皮脂腺を塞ぎます。
脂性肌の場合は異常分泌されているところは皮脂が毛穴や皮脂腺を塞ぎます。
結局それを放置すると菌が異常繁殖してかゆみ、赤み、抜け毛の原因となるわけです。
改善策としては自身にあった洗浄力のシャンプーを使うといいと思います。
そのためにはまず自身の皮脂量の確認が必須です。
簡単な確認方法をご紹介します。
【診断方法】
指の腹で軽く頭皮をこする
【診断結果】
1:さらっとしていて指に何もつかない
2:指に白っぽい細かいフケのようなものがついてくる
3:皮脂が指について油っぽくなる
1の状態がベストです。問題ありません。
2のようなものがついてくるときは頭皮が乾燥気味で正常な角質が出てこなくなっています。
【洗浄力のシャンプの使用は控えてください】
3のように皮脂が付着する場合は洗髪が不十分であったり皮脂が過剰に分泌されているなどが考えられます。
【洗浄力の強いシャンプーで洗ってください】
食生活の改善【タンパク質の必要量】
お肉やお魚などタンパク質は摂取していますか?
タンパク質不足は髪に大きな影響を与えます。
なぜなら髪の80%以上はたんぱく質でできているからです。
髪と同じく爪もほとんどがタンパク質でできています。
なのでタンパク質不足の状態だと髪だけではなく爪もフニャフニャの薄い爪になります。
髪より分かりやすく信号を出してくれるかと思います。
具体的なタンパク質の必要量は一般の方で体重1キロあたり0.8〜1グラムです。
卵一つがたんぱく質約6グラムです。
体重60キロであれば卵10個ですね。
必要量を目標にするだけで食生活も随分変わると思いますのでご参考にしてみてください。
ミノキシジル【市販品発毛剤】
CMなどでよく見る発毛剤、その成分にミノキシジルが配合されているならそれは発毛効果が期待できます。
ミノキシジルは元々高血圧患者の治療薬でした。
一言で言えば血管を拡張させる効果があります。
毛髪成長のキモは血行促進なので十分効果が見込めるものであると言えると思います。
市販で売られているものになるとリアップなどが該当します。
注意して欲しい事なのですが美容室で売られている育毛剤に関しては100%ミノキシジルは配合されていません。
なぜなら第1類医薬品に分類される商品なので薬剤師がいなければ販売できないからです。
ちなみに知らない方も多いのですが皮膚科でもミノキシジルを処方してもらえます。
病院にもよりますがより効果の高い内服薬タイプのミノキシジルを処方してもらえたりします。
皮膚科への受診【AGAの解消】
結論からお話しすると薄毛の問題解決として一番確実で安全なのは専門の皮膚科に受診するという事です。
なぜなら市販では入手できない医学的に効果があるとされている薬が安全に手に入るからです。
どんな薄毛でも効果的な治療は受けられますが特に効果的な治療を受けられるのはAGA患者の方です。
AGAとは男性型脱毛症を指します。
AGAの脱毛原因は男性ホルモンが悪性の酵素に影響され悪性の男性ホルモンへ変化し脱毛が起こるという流れです。(かなり簡略した表現です)
この流れを処方される薬で医学的に抑制することが可能です。
この薬は脱毛を抑制する効果は大ですが発毛に関しては脱毛抑制ほどの大きな効果はありません。
なので初期治療がキモとなります。
恥ずかしい、不安だと思われるかもしれませんが現在薄毛での受診はごく当たり前のものとなっています。
薄毛対策に特化した皮膚科もあるほどです。
私は脱毛原因はお伝えできますが治療薬を提供するする事は出来ません。
それが日本で唯一安全にできるのは皮膚科です。
お悩みの方はなるべく早くの治療をお勧めします。
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