新潟市訪問美容フクロウの髪の悩み相談室【セルフ前髪カット】

今回はご自分で前髪を切る方法に関しての記事となります。

新潟市で訪問美容をしている斎藤真輝といいます。

一般の方にもわかりやすいように、専門用語はできるだけ使わずかみ砕いてご紹介します。

その前に少しだけ自己紹介させてください。

日本ファッション協会認定F.S.A. Styling Map prayerとしても活動しています。

色々な情報が行き交っている現代ですが、多少は信頼して頂けるのではないかなと思っております。

 

セルフカットの失敗例と注意点

セルフカットの方法をお伝えする前に、知っておいて欲しいことがあります。

それはカットを間違えると、伸び揃えるまで非常に時間がかかるということです。

たかが前髪、1センチ程度一ヶ月もあれば十分伸びるから大丈夫、と思っている方はいませんか?

確かに1センチは一ヶ月で伸びます。

しかし前髪の範囲などを誤ると、本来の前髪の範囲に戻すまで何年もかかることになります。

その数年間、あなたは前髪に違和感を感じながら生活していくことになります。

それだけは絶対に避けていただきたい。

逆にパッツンになってしまったとか、左右の長さが違うなどのミスは目立ちますが修正可能です。

失敗の例として、大まかに区別すると以下のようになります。

1 前髪の範囲を広げて切ってしまった【修正するのに数年かかる

2 前髪が不揃い、思ったイメージと異なる【修正はすぐに可能

 

 

セルフカットの方法

用意していただくもの

・ハサミ

・すきバサミ

・髪留め(ダッカール)2〜3つ

ではセルフカット方法をお伝えします。

まず先ほどの注意点【前髪の範囲を広げてしまう】を防ぐための方法です。

自分の前髪の範囲を見極めましょう。

まずはこの画像をご覧ください。

ショートスタイル以外では、前髪がこのように三角形ベースで作られています。

その三角ベースが浅いか深いかで、前髪の範囲は決定します。

そしてこの三角ベースは、画像のように二等辺三角形とは限りません

美容師がお客様の頭蓋骨の形や毛量、スタイルを考慮して作っているので湾曲した三角形かもしれません。

それを頭に入れた上で、美容師が作った前髪の範囲を髪留めを使ってしっかり分け取ってみましょう。

人によってはこの時に中途半端な長さで、前髪なのかどうか判別がつきにくい髪があります。

その髪は、前髪ではない髪として分けて下さい。

これで【前髪の範囲を広げてしまう】という失敗は回避できます。

大事な下準備はできたので、今度は前髪カット本番です。

前髪の切り方を簡単にご説明します。

まずはこの画像をご覧ください。

このように前髪を自然に下ろした位置で、自分の望む長さでお切りください。

パッツンになりますがご安心ください。

まずは長さの決定です。

長さが決定して、そのままの重めのパッツン前髪でよければそれで終わってもらって構いません。

もう少し自然な感じ、軽い感じにしたいという方は下の画像をご覧ください。

画像のように髪を横に引き出してみると、赤線で囲った辺りの髪の毛がになっています。

そこを緑色の線のように切ります。

そうすると先ほどより、パッツン感がなくなったと思います。

ベースはこれで終わりです。

次はお好みで軽くしたり、毛先の不揃い感を出す方法をご説明します。

軽さを出す方法は下の画像をご覧ください。

この画像のように先程切った緑色のラインと平行に、スキバサミを少しずつ入れて行ってください。

少しずつ切ってお好みの軽さにしましょう。

さらに不揃い感を出したい方は下の画像をご覧ください。

この画像のように前髪を45度にあげて、毛先1〜2センチ程縦にスキバサミを少しずつ入れていきます。

45度にあげるときは、小さなクシを使うとやりやすいと思います。

もし小さめのクシがない場合は、割り箸などで代用してもらっても結構です。

まとめ

1:髪を自然に落ちる位置で、長さを決める

2:パッツンを馴染ませる為に、水平に持ち上げて角を切る

3:角を切った角度に合わせて、スキバサミで軽さを出す

4:前髪を45度引き上げて、毛先1〜2センチをすきバサミで、縦に切って不揃い感を出す

 

 

前髪の種類

これで前髪の範囲を壊さないセルフカットが、ある程度できるようになったと思います。

それを生かしてもっと前髪を楽しみたいという方の為に、前髪の種類を簡単に説明します。

大きく区分すると、以下の三種類になります。

オーソドックスな前髪

 

シースルー

流す前髪

どうしても自分で前髪のスタイルチェンジをしたい、という方は参考にしてみて下さい。

ただし何度も繰り返しになりますが、前髪の範囲の設定だけは細心の注意を払って下さい。

余談

皆さんはセルフカットして、思ったようにいかなかった経験はありますか?

私は学生時代に苦い経験があります。

何かしらの事情でカットにいけない、という方は尚更のことだと思います。

整容として前髪カットをしている介護士さんも、もしかしたらいらっしゃるのではないでしょうか?

そんな方に少しでも本記事が役に立てればと思い、今回記事にしてみました。

最後に・・・どうしてもお伝えしておきたいことがあります。

それは物理的にシースルーバングにできない方もいる、ということです。

なぜならシースルーバングは、前髪の範囲がとても狭い髪型です。

なので額が狭い方などには、適していない前髪と言えます。

それを知らずにシースルーを目指して、苦しい思いをしている方がかなりいます。

自身のお好みも勿論、重要です。

しかし、ご自身に合ったご自身が輝く髪型。

それを選ばれるのも選択の一つだという事を頭の片隅に置いていただけると、今後の美の視野が広がる事と思います。

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