今回は髪の悩み。その中でもクセ毛の原因と対策を一般の方にもわかりやすいように専門用語はできるだけ使わずかみ砕いてご紹介します。
その前に少しだけ自己紹介させてください。
新潟市で訪問美容をしている斎藤真輝と申します。
スタイリスト歴7年。合格率2%業界最難関資格といわれているヘアケアマイスター保持者です。
色々な情報が行き交っている現代ですが多少は信頼して頂けるのではないかなと思っております。
目次
クセ毛だとどうなるか?
クセ毛だと困ったことが3つ起こります。
1 思い通りの髪型ができない
2 ツヤが出ない
3 傷んで見えやすい(偽ダメージ)
結果的に扱いにくい、思った通りの髪型にならないという状況に陥ります。
まずこれらの原因を理解して問題解決につなげましょう。
クセ毛の原因と種類
クセ毛の原因
クセ毛は毛根の形状がねじれている(曲がっている)から起こる現象です。
ねじれた毛根から生えた髪はそのままねじれた状態で伸びていきます。
そして更に困ったことに、ねじれた髪には水分を吸収しやすい部分と吸収しにくい部分が混在します。
それが汗をかいた時や湿気が多い時、そのまま髪の伸縮率の差となりクセ毛が目立つようになるのです。
クセ毛の種類
クセ毛の種類は大きく3つに分けられます。
大抵の場合は3つのクセが合わさりあって独自の癖を生んでいるのです。
1・波状毛
波状に大きなウェーブが出るクセ毛のことです。
柔らかい髪に多く見られます。
2・捻転毛
うねりがスパイラル状に現れるクセ毛。
フェイスラインや生え際などの髪の細い部分に多く見られます。
3・縮毛
毛根の歪みによりランダムに縮れたクセ毛のことを縮毛と呼びます。
縮毛はザラザラしていてしっかりした剛毛に思いがちですがデリケートでダメージに敏感なので注意が必要です。
クセ毛の対策方法
クセ毛の対策方法、軽減方法は3つです。
1・ドライヤー前後のアウトバストリートメントの使用
一番簡単にできる方法として水分ムラを減らしてみましょう。
髪の伸縮ムラが軽減されそれがそのままクセの軽減につながります。
濡れた髪に洗い流さないトリートメントをつけ、手ぐして伸ばしながらしっかりと乾かしましょう。
クセが強い人にはパワー不足な方法ですが髪への負担もなく一番手軽な方法です。
2・ブロー、ヘアアイロンなどの美容器具の使用
髪はチョコレートのように熱で軟らかくなり冷やすと固まる性質があります。
それによって熱を与えた状態でブローやアイロンスルーすることでクセは大きく軽減されます。
更に髪の表面(キューティクル)が整えられるのでツヤ感も出ます。
3・ストレートパーマなどケミカルの力を使用
髪へのダメージはありますが一番効果的な方法です。
ストレートパーマをしっかりかければ一度かけた部分は半永久的にクセが取れたままとなります。
弱いクセのロングヘアであればストレート部の自重によって新しく生えてきた根元部分もクセが伸ばされ目立たなくなります。
ただし丸みのある髪型にすることは困難です。
例えば後頭部に丸みが出るショートボブや内側に収まる顎ラインボブがそれに該当します。
ストレートパーマをかけた髪では画像のような丸みの表現は困難です。
これは人為的に髪の構成を作り変えている為に起こる特徴です。
ストレートパーマに適したスタイルで考えた場合、丸みの要素があまり必要でないロングヘアなどに向いていると言えるでしょう。
余談
ここまで読んでいただきありがとうございました。
今回は【クセ毛】という大多数の方がお悩みになっているであろうテーマでした。
それ故にクセ毛対策の商材は市販でもいろんなものが出回っています。
セルフでするストレートパーマ液やクセが取れるシャンプートリートメント、クセ毛用アウトバストリートメントなどなど。
それに関して本当に効果があるの?と疑問の声も多いと思います。
結論としてはクセの種類に合うアイテムを使えば少なからず効果はあります。
しかし、一口にクセといっても3つの種類がありましたね?
それが一人一人違う混合率で混ざり合ってクセは発生しているので自分でどのアイテムを選択すればいいのか判断するのは困難です。
少し専門的な内容になりますがその見極めも今後記事にしていけたらなぁ・・・なんて思っています。
この記事へのコメントはありません。