今回は髪の毛が絡まった時の対処法についてです。
ベッド上で過ごされる時間が多い。
髪の毛が長い。
シャンプーを定期的に行うことができない。
などなど・・・様々な背景があると思いますが実際にそういう時はどうしたらいいのかお話していきます。
目次
そもそもなぜ髪が絡むのか
大きな要因は以下の3つです。
それぞれが密接に関わり合い絡まりを発生させています。
髪のダメージ
髪のダメージにより髪表面のキューティが剥がれ平滑性がなくなり摩擦が強くなるために絡まります
髪の油分不足
体質、髪の長さ、ヘアケアなどが原因で髪の油分が不足して髪がギシギシになるために絡まります
濡れたままの髪を自然乾燥
髪が濡れてキューティクルが開いた状態は髪が絡まりやすい状態です。そのまま寝たり髪を結んだりすると髪が密着した状態になり絡まります
髪を絡まらないようにするには
下記の3つを意識して行えば髪の絡まりはかなり軽減されると思います。
髪のダメージを極力減らす
キューティクルを整え髪表面の油分と平滑性を保つためにご自分の髪質を理解し美容師と相談しながらダメージレスな施術を行うといいでしょう。
例えば同じカラーをするにしても元々の髪が丈夫な人とデリケートな髪質の人では髪が耐えられる回数が違ってきます。
可能であればそれをプロに見定めてもらいメニュー提案を受けるのがおすすめです。
髪の油分を確保する
髪の毛の油は髪表面に元々存在する油に加えて毛穴から出る油が根元から髪をつたい髪全体に行き渡るものになっています。
なので髪が長ければ長いほど毛先まで油が行き届かなくなり髪の平滑性は損なわれ絡みやすくなります。
そんな時、補助的な役割を果たしてくれるのがトリートメントになります。
トリートメントするしないではお風呂上がり髪のギシギシ感が違ってきますがそれはトリートメントによって適度な油を髪に確保してくれるからです。
ご自身の髪がパサパサ気味、絡まりやすいといった方はトリートメントの使用がおすすめです。
一手間にはありますがかなり大きな違いが出てきます。
お風呂上がり髪をしっかり乾かす
髪を乾かすことでキューティクルが整い髪が絡まりにくくなります。
乾いた状態で寝るのと抜けた状態で寝るのでは起きた時の髪の絡まり方に大きな差がありますので遅くとも寝る前までにはしっかりと乾かしておくことをお勧めします。
絡まった時の対処法
絡まる原因、絡まらない為の方法をお話ししてきましたがそれでも絡まる事・・・あると思います。
絡まりやすい髪質だったり髪を乾かせないご事情があったりベッド上での時間が多い為に必然的に絡まってしまうなどなど。
そんな時の対処法をお伝えします。
髪が濡れた状態で梳かさない
髪は基本的に濡れると絡まりやすくなります。
同様に髪を梳かす際も髪が濡れている状態の方が梳かしにくくなると思ってください。
ですので髪を梳かす時はしっかり乾いた状態で行いましょう。
ヘアブラシでは梳かさない
え?と思われた方も多いと思いますが絡まった髪を梳かす際は目の荒いクシを使いましょう。
通常の目の細かいヘアブラシでは目の数が多すぎて絡まった髪を梳かすことができません。
これは私が実際に使っているコームになりますがこのくらい目の荒いコームの先端1、2本で髪を梳かすとスムーズにいきます。
私のコームのリンクも貼っておきますがダイソーさんなどでも類似品を見かけますのでそちらで代用されるのもいいと思います。
髪の根元から梳かさない
髪を梳かす場合、髪の根元からヘアブラシで髪を梳かすのが一般的と思いますがそれをすると痛い上に絡まりが悪化します。
まずは絡まった毛束の毛先から徐々に梳かしていきましょう。
毛先を梳かせたら今度は髪の中間を梳かし、それができたら最後に根元から梳かしていくとスムーズです。
それでも梳かことができないほど絡まっている場合
ロングで髪が絡まりボールのようになっているなどのケースは上記の方法で対応できない場合があります。
そんな時は髪を十分濡らします。その時手櫛を通すなどはせずにシャワーなどでただただ濡らして髪に水を浸透させてください。
そして次に髪全体にトリートメントを通常の2〜3倍の量をつけましょう。
その髪がぬるぬるの状態で毛先から髪を梳かしてください。
これが絡まりをとる最後の手段です。
余談
シャンプーが定期的に行えない方やベッド上で過ごされる方の場合、髪の絡まりは珍しい事ではありません。
実際に訪問美容で大勢の方がお悩みになっている事でしたので今回記事にまとめてみました。
ご本人様やご家族様、職員様が髪を梳かす際に少しでもこの内容が役に立てば嬉しく思います。
私の経験上ですがスーパーロングの方の髪がボール状に絡まっているのを梳かす時は約半日かかったりもしました。
なのでまずは絡まないようにするちょっとした工夫と絡まりが大きくならないように一日一回髪を梳かす事を意識してみてください。
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