今回は髪の悩み。その中でも似合う髪型というものに関して一般の方にもわかりやすいように専門用語はできるだけ使わずかみ砕いてご紹介します。
その前に少しだけ自己紹介させてください。
新潟市で訪問美容をしている斎藤真輝と申します。
スタイリスト歴7年。合格率2%業界最難関資格といわれているヘアケアマイスター保持者です。
色々な情報が行き交っている現代ですが多少は信頼して頂けるのではないかなと思っております。
似合う髪型にするとどうなるか?
似合う髪型にすると小顔に見えます。
なぜなら顔に奥行きが生まれ平面が立体になるからです。
深掘りしてお伝えするなら自分の頭蓋骨の形の修正を髪で行うのです。
よく雑誌やメディアで
「丸顔の方はトップに高さを出して横幅をカバー♪」
「面長の人はサイドのボリュームを出して卵型のシルエットを♪」
などなど、それらしい情報が溢れていますがそれを実践しても理想通りにならない。
むしろ、逆効果だなんて体験はありませんか?
丸顔や面長といった、正面からの平面的な対応しかしていないのだがらそれは当然と言えます。
ではどうしたらいいのか?
順を追ってまず似合う髪の定義を知りましょう。
似合う髪型の定義
似合う髪型とはあなたの頭蓋骨を西洋人の骨格に近づけてくれる髪型です。
まず頭蓋骨の違いを見てみましょう。
左側が西洋人の頭蓋骨。
右側が我々アジア人の頭蓋骨です。
矢印が6つ表示されていますがそれを矯正できれば西洋人の頭蓋骨になれます。
6つの中で髪型で矯正できるのはオレンジ色で囲ってある矢印部の二箇所です。
ただし、上記の画像は一例であって一人一人頭蓋骨の形は大きく異なりますのでそのあたりはご注意ください。
額の上の凹みで言えば凹み方や凹んでいる場所、凹んでいる範囲などが一人一人異なります。
後頭部で言えば後頭部の出かたや位置が一人一人異なってきます。
二箇所の骨格がどう凹んでいるか理解しそれを補うように髪でボリュームを持たせればいいのです。
要約すると
【頭蓋骨の形を見極め必要に応じたボリュームコントロールをしている髪型】
というのが似合う髪型の定義と言えます。
自分に似合う髪型とは?
では実際に髪で骨格修正をしてみましょう。
まず元の骨格です
これを髪で骨格修正しましょう。
これで西洋人との骨格の違いの二箇所を修正することができました。
修正前後の状態と西洋人との骨格を確認してみましょう。
いかがですか?こうして見比べると髪型での骨格修正を感じ取ってもらえたのではないでしょうか?
これが正しい似合う髪型となります。
では雑誌などで取り上げられる「丸顔の方はトップに高さを出して横幅をカバー♪」を先程の図に書き加えてみましょう。
言葉通りにトップに高さを出すとこうなりますね。
おそらく丸顔でトップに高さを出して失敗したと思っている方は画像のようなパターンが多数です。
まずは自分の頭蓋骨のどこがいけない箇所なのか触って、見て、確かめましょう。
人間の頭蓋骨の形は千差万別です。
数パターンで区分けできるほど簡単な話ではないのです。
まとめ
・雑誌の言葉は間違っているわけではないが言い方が大雑把すぎるのであまり参考にならない。
・前頭部の骨格の凹みは日本人の7割以上に発生していますが非常に気付きにくい部分です。後頭部以上に仕上がりに影響するキーポイント。
・似合う髪型=骨格修正ヘア=ショートスタイル(長くてもアゴくらいまで)
余談
ここまでご覧頂きありがとうございます。
今回は似合う髪型という内容でした。
雑誌などで出回っている内容では意味がないかな、という思いから少し角度を変えた考え方をお伝えしました。
人は正面からは自分をよく見ますがそれだけでは理に適っていない現象が起こってしまうのです。
ただし私が今回お伝えしたことはあくまで頭皮に属する頭蓋骨の矯正方法です。
もっと深掘りしていけば頭皮に属していない部分の骨格の考慮も必要です。
例えばアゴの骨格の形などですね。
更に言えば首の太さ、顔のパーツとの相性。
もっともっと言えば体とのバランス、などなど言い出したらキリがないほどに深いものになります。
難しい話になるかもしれませんが今後時間をかけてじっくり探し出していくお手伝いができれば嬉しく思います。
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